プリズムの瞳

プリズムの瞳
最先端機種として作られた人型ロボット「ピー・シリーズ」作られた当初は危険を伴う特殊作業、精密な外科手術や工作、芸術のおける超絶技巧など何らかの専門に特化された機体だったが、今では放浪画家としてしか残っていない。
というところから始まるお話。
ピーと関わりあった人々のいくつかのお話。ピーは余分なことをしない。細やかな気遣いもできない彼らと関わりあうことによって変わっていく人々のお話。
父親と母親が自分よりピーを大事にしているように思っちゃってピーの破壊に手を貸す人。妻がピーのために死んだような男も破壊に手を貸す。しかしピーに出会ったことによって新たに歩きだそうとする人も。またピーを守っていこうとする人々もいる。
やなじんぶつもいるけど、読んでいていいのよね。SFって思い切り感じられるけど、Sfファンじゃない人にも進められる、とてもいいお話。
読んでよかったわ。
お話とお話をつなぐモノローグ語ってるのって例の博士だよね。違うかな。