前夜の航跡

前夜の航跡
第22回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作
昭和初期の大日本帝国海軍で発生した史実の事件、事故を元に怪異譚を絡めた短編連作集。
第一話で出てくる義手の人が主役かと思ったら、違っててこの人この話と最後の話しか出ないんだ。で、主役はこの義手作った仏師かな。この義手するようになってから幽霊を見ることができる用になってきた。で、海軍で起こる不可思議な事件を解決することになる。
第二話では仏師が作った猫のおかげで海難事故から生還する話。
第三話では苦手としてい射手が自分のこと心からあんじていたことがわかる話。ここでも、仏師は何か作ってる。
第四話でも、仏師の像により助かる主人公。
第五話でまた第一話のコンビが出てくる。
どの話も理不尽な軍隊の話がでてくる。第四話の一方的なことしか言わない物事知らない参謀が出てくる。こういう人たちのために日本は不幸な戦争に突き進んで行ったんだなと思う。でも、不思議な事件がそう言う嫌なところを和らげてくれる。
星三つかな。