フリーター、家を買う

フリーター、家を買う。
題名から想像してたのとまったく違う話だった。
この人の作品にしては重いものがある。
ありそうな話って感じ。
主人公誠司最初は本当にどうしようもない。
就職したところすぐやめちゃうし、アルバイトも続かない。
でも、母親の病気を知ってはっと気がつき、それからはすっかり人間が変わる。
お父さんはなかなか変われないけれど、でも、其の部分はおいておくと、凄くまともな事言う。
彼の再就職がなかなか決まらない理由もお父さんの言うこと聞くとそうだなと思う。
そして誠司はガテン系のアルバイトを続けていくウチに一緒に働く仲間たちのアドバイスを下に父親との接し方を変える事によって父親をも変えていく。
そして無事に就職をし、母親のために別の町に家を買うことができる。
笑えるって言う話じゃないけれど、でも、こういう話もいいね。
「キケン」と「三匹のおっさん」の間にこれ読むって言うのはちょっと変な感じだわ。