ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー
仙台で新首相がパレード中ラジコンヘリコプターにより爆殺された。
青柳雅春は旧友から゚「オズワルドにされる気をつけろ」と忠告された。そのときには遅く表れた警官から突然発砲される。彼は逃げ切れるのか。
最初何が起きているのか解らないまま逃げていた雅春だが,彼を助けてくれる人も何人もいた。いわゆるアウトローとされる人々だ。
雅春は旧友のいう「人間の武器は習慣と信頼」と言う言葉に従って逃げ続ける。
彼の信頼を受けた人たちは裏切らない。
何かいいのよね。
雅春はただの普通の人だが,何故か,スケープゴートに仕立て上げられたのだ。
この話って彼の逃走の物語だけど,これが,スピード感があって,非常に読ませる。
彼をおう警官たちの中で真相を知っていそうな人物が,ひたすら春雅を追いかけるのが恐ろしい。
そして,春雅を助ける人々の話も面白い。
結局真相は闇の中なのだけれど,それでも,面白かった。
こういう事が会ったら本当に恐ろしい。
まさかないだろうと思いたいが,ひょっとしたらあるかもしれないと感じさせられて,怖かった。
この中のセキュレタリーポットの話が一番ありそうで怖いな。