そこへ届くのは僕たちの声

そこへ届くのは僕たちの声
植物状態の人間を覚醒させる能力を持つ人がいるという噂をおう刑事八木と、全国で起きる奇妙な誘拐事件をおう新聞記者の辻谷。彼等が偶然知りあい無関係なはずの二つの出来事を繋狩りがあることが解る]〈ハヤブサ〉というキーワードによって。〈ハヤブサ〉とはいったい何なのか。
一握りの子どもたちが持っている超能力(っていうのかな)と勇気と友情の物語って言うとσ(^^)は拒否しそうなところだけれど,感動してしまった。
子どもたちが協力するところに彼等の意思を感じるのだ。
なんと言うんだろう。悲壮感がない。自分たちだけが出来ることをする。自然なのだ。そこが何ともいい。
前半は謎解きなのでなかなか進まない。それでも,どうなるんだろうって面白い。
処が後半は一転して怒濤の大事件。
ここの処もいいのよね。
子どもたちを見守る大人たちも。
読後感のいいお話だった。