赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説
こっちの話は非常に気に入った。
辺境の人に置き去りにされた幼子。この子は長じて製鉄業で財を成す村の旧家赤朽葉家に嫁入りし千里眼奥様と呼ばれるようになる。
一部では彼女の人生が描かれる。
彼女には子供が4人。
泪、毛毬、鞄、孤独。瞳子
二部は毛毬のお話。レディースだったのに一転して売れっ子漫画家となる。そしてあっという間に人生を駆け抜ける。
そして三部は何の特徴もない毛毬の娘の私。
戦後からバブル期を抜け平成の今に至る時代を背景に語られる物語。
もの凄く骨太な話だと思う。骨太なのに読ませる。
久しぶりに小説らしい本読んだ気がする。