風流冷飯伝

風流冷飯伝 (新潮文庫)

風流冷飯伝 (新潮文庫)

この前読んだ「退屈姫君伝」書いた人の処女作なのね。
舞台も姫君の御夫君の国元風見藩。
姫君伝で行方不明と言われたお仙の兄一八が主役。
で,姫君伝で名前がでてくる人が何人かでてくる。
ここから話が出来たのね。
この話から読むべ気だったな。
処女作にしてはとても余裕があるような気がする。
読んで何となく落ち着くのよね。こういうなんでもない話って好きだな。
風見藩の冷飯喰いたちの生活が何ともいいのよね。
ついつい,居着いてしまう一八の気持ちが分かるわ。
なんでもない,のどかな話だけど,こういう話好きだなわたし。