蛇(ジャー)〈上〉 (徳間文庫)

蛇(ジャー)〈上〉 (徳間文庫)

舞子は兄に子どもが出来ることに不満を持っていた。陽一との京都宝ヶ池でデート中赤ん坊が兄一家と共に目の前から消えてしまう事を祈った。
そして赤ん坊が生まれるとうってかわって赤ん坊に夢中になった,が,赤ん坊は舞子の希望を叶えるためだと言って龍が連れ去った。
舞子と陽一は宝ヶ池で龍を見る。陽一は龍に掴まって一緒にどこ換え跳び去ってしまった。
舞子は龍に帽子を取られた中西と龍のビデオを撮ったことから署内で孤立する音無と共に龍の行方を追う。
赤ん坊を連れ去った龍の目的は。中西の正体は。中西の正体って分かる人だったらすぐ分かるんだろうな。彼がでてくるアニメ好きだったけれど,彼はレギュラーメンバーじゃないから記憶に残ってないな。
龍を見られる人は数が少ない。
で,龍を見て郁恵不明になる人たちがいた。
中西と知り合ったリュイの友人もその1人。
リュイは友人鉄平を探すために京都へ向かった。そこで龍の絵を描いていなくなった叔母を捜す少女に出会う。
龍によって人類の存在しない場所に連れ去られた陽一と鉄平はその地でサバイバルしながら学ぶ。
冒険に出掛けるのは簡単。難しいのは無事に戻って誰かを幸せにする事。後先も見ずに危険に飛び込むだけなら子供でもできる。 自分を慈しんでくれる者を有りのままに受け入れる。一番大切人が望まない事はした事はない。誰かを手助けしていないといきられない。
舞子もその地で学ぶ。
この作品は自然を汚さないことを訴えているけれど,自然保護などとおこがましいことは言わない。自然の中に居る人だけが特別の物ではない事をかんがえさせるのだ。
それを非常にエンターテイメントでハラハラドキドキさせながら考えさせてくれる。
作者は今の人たちに自然に帰れとは言わない。
舞子たちは過去で美しい空と自然恵まれた水の味に感動する。
だが,現在に戻ってコンビニのありがたみを実感したりしてる物ね。
σ(^^)も砂漠でキャンプ生活したときお風呂に入れなかったのが辛かった物ね。
街に戻ってお風呂に入れたときうれしかったな。
全然お説教くさくなくとても面白い話だった。
読む人選ばないと思うわ。
お勧め。