神様ゲーム

神様ゲーム カミハダレニイノルベキ (角川スニーカー文庫)

神様ゲーム カミハダレニイノルベキ (角川スニーカー文庫)

ある日神が人類に自分を捜せと要求する。
しかし誰も見つけられない。
腹を立てた神はひと月以内に見つけられない場合は地球の軌道を動かすと言う。
探すのか叶野高校の生徒のみ。
この難問を挑まれた叶野高校の生徒会副会長秋葉多加良ほかの面々。
だが彼らは脱力気味。なぜならすでに彼らはこの土地の腹黒い土地神”かのう様”のもたらす難問に毎日困らせられていたから。
だが仕方なしに神様を捜し始める彼ら。
その前に現れる神様候補。かれらはそれぞれに悩みを抱えていた。
その悩みを一喝する秋葉。
彼みたいに言ってくれる人がいたら誰も悩まないと思う。
でも,彼のようなことはなかなか言えない。
神様は途中ですぐ分かっちゃうよね。
神の悩みも深いけど,それを一喝して名前を呼んじゃう秋葉は最高。
おまけに強烈美少年であることを自分できずかづ,人が自分の顔を見て固まるのは,自分の顔が悪人だと思いこんでるところが笑えるわ。
これこの人処女作だそうだけれど,文章しっかりしてるし,最近の流行の体言止めが無いところがいいわ。これからも読んでいこうと思う。