科学の最前線で研究者は何をみているのか

科学の最前線で研究者は何を見ているのか

科学の最前線で研究者は何を見ているのか

瀬名秀明と日本の第一線の科学者18人との対談集。
真鍋さんがいる〜。とか,あ,平さんもいる〜。茂木さんってTVによくでてる人だ。
なんて知ってる名前がちょっとあるだけで喜んでいるσ(^^)(;^_^;)。
地球シミュレーション見学に行ったんだわ。あのとき,雷があって停電してたいへんだったらしい。でも,いい経験になったって言ってたな。
結構分かりやすいとは思ったが,脳の話はいくら読んでも理解出来ないところがあった。
それにしても,この中に登場する科学者の何人かはσ(^^)より若い。
日本にもこういう人たちがいるんだと思うと,凄く安心する。
「人はなぜあんなことを信じるのか」の会の菊地さんの話が非常に参考になった。というか,σ(^^)はどうしていわゆるとんでも話を信じてしまう人々の事が理解出来なかった。
この人の話を読んで,信じてしまう人々の気持ちの動きのような物が少し解った気がする。この中のエピソードの地震学者たちとの討論が興味深かった。
それに対するように,「工学で探る知能とはなにか」の中島さんは「いろいろなことに因果関係を見つけてしがみつくのは,悪い事じゃなく生存の本質」ッテ言う言葉にもなるほどと思わされた。
でも,この中で一番印象に残ったのは,ここに登場している人々が,日本人としての物の見方や考え方が研究を勧めていく上で非常に好いことだったということだった。
科学は西洋で発達した物だから,西洋的な考え方をするのは仕方がないことだろう。
だが,其れとは違った考え方から科学が進んでいく。
こういうホン読むと先々に希望がでてくる。