ハイペリオン

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

これって出たばかりの頃読んだはず。
でも,まるっきり覚えていなかった。
何故だろう。
再読したら非常に面白い。
こんなに面白いのに覚えてなかったのが不思議。
時は28世紀。
この時代宇宙空間を移動するための道具はどこでもドアともいえる転移システム。これはウェブ内のみ。ウェブの外は量子宇宙船。しかし,この宇宙船を使うと浦島効果が生ずる。
宇宙に進出した人類に襲いかかる事態。時を超越する殺戮者シェライクを封じたハイペリオンにある謎の遺跡<時間の墓標>が開き始めた。時を同じくして,宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンに進行を開始。
連邦は<時間の墓標>の謎を解明すべく,7人の男女をハイペリオンへ送り出した。
そして彼らはそれぞれハイペリオンを目指す理由を語り始める。
司祭の物語は神の名を叫んだ男
兵士の物語は戦場の恋人
詩人の物語はハイペリオンの歌
学者の物語は忘却の川の水は苦く
探偵の物語はロンググッドバイ
領事の物語は思い出のシリ
  この話って始まりはSFとしてはありふれているのに,結末はこうなるのか。
そして,ストーリーは続くのね。
続き読まなくちゃ。