火星縦断

火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)

火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)

第三次火星体験隊は順調に火星に到着。
しかし悲劇はここから始まる。
火星帰還船の燃料が漏れていて使い物にならない。
彼らは第一次探検隊の船に向かって満足な装備もないまま,6000キロを歩き始めた。しかし,第一次探検隊には二人しか乗れないのだ。
1人歩き始める前に死亡しているが,隊員は全員で5人いるのだ。
隊員のそれぞれの過去が語られたりして,面白い。
でも,一番いいのは,リアルであるということ。
何て言うんだろう。其れは小説だから作り事はあるけれど,火星探検する場合こういう事が起こるかもということが,らしく書かれているところが好い。
やっぱSFが一番好き。