ソウル・アンダーテイカー

ソウル・アンダーテイカー (電撃文庫)

ソウル・アンダーテイカー (電撃文庫)

初めて読んだ作家だろうか。非常に面白かった。久しぶりに夢中になったと行っても好いかも。SFじゃないんだけどね。この話はっきり言って壮大なプロローグとしか言えないわ。それでも面白かったのだから凄いな。
主人公比呂緒は何年か前に何か事故にあったらしい。それから少々知能的に劣るようになったんじゃないかな。その事故に関わり有るらしい友人の明海。その事件について何も書かれていないのだけれど,気になるわ。
比呂緒の誕生日に父がくれた物が,モデルガン。これはソウルアンダティーカーが使う物。このピストルには主人を冥府に導くと言われているファミリア,ハンニバル
比呂緒はソウルアンダティーカーになるにふさわしいたぐいまれな霊的な力を持っていたのだ。で,彼女に関わる事になってしまったソウルアンダーティカー三島蒼儀。
ハンニバルも蒼儀もはじめは比呂緒を利用しようとしていたのだが,ただ比呂緒の行動に巻き込まれていくだけ。
このあたりがうまいわ〜。
比呂緒が初めて魂を月に送ることに成功したところでお話は終わっちゃうんだけど,この後が読みたい。
比呂緒の事件も気になるし。
ここで終わっちゃうのがいいのかな。
この人の他のも読んでみたくなるような作品だったわ。