コレラが街にやってくる

図書館で本を見ていたらこのタイトルが目に入ってしまった。
で,つい借りてしまった。
プロローグで東京でコレラが蔓延して100人単位で死ぬって書いてあった。
いくらフィクションでもエルトールでこんなに死ぬ分けないじゃないって思ったけど,さすが藤田先生エルトールじゃなくて東京湾で眠っていたクラシックコレラの蔓延ってしていた。
クラシックなら死亡率どのくらいなのか分からないものね。
後はノンフィクション。
ここに書かれていることは確かにあるし,こういう病気のことや,日本人の異常な潔癖主義の弊害は知らしめる必要があると思う。
しかし,すべてを地球温暖化に絡めるのはいかがなものか。
感染症のはなしや,寄生虫の話はさすがに面白いけどね。
藤田先生の大好きな広節裂頭条虫(さなだ虫)が水洗トイレの発達でいなくなる事を悲しんでるのがほほえましいというか何て言うか。