顔のない男

顔のない男 (キャラ文庫)
主人公篁音彦は顔だけで役者になった新人俳優。
その彼の元に非常に魅力的なオファーが。
天才俳優と名高い飛滝との競演。
二人は暫く役柄のように兄弟として二人きりで生活することになる。
でもって,二人は結ばれてしまうのだが,飛滝が音彦に弾かれた理由が,音彦が演技が下手で感情がすぐ表に現れるからって言うのは,何て言うか。
俳優としてそれはいかがな物かな。
見知らぬ男 顔のない男(2) (キャラ文庫)
俳優としていかがな物かだった音彦の元に,TVドラマのオファーが。
それには飛滝が敵役として出演すること。
前回の競演により音彦は演技演技の基本のような物を飛滝を見ることによって何となく身に付いていく。
今回は飛滝が音彦に台本を読むことはどういう事かおしえる。
台本に書かれていない人物の背後を考えること。
そういえばお芝居やっていたとき登場人物のかかれていないことを知るために,台本の時代背景習ったこと遭ったな。
昭和15年ごろの話だったんで,そのころがどういう生活していたか。
登場人物は女の人ばかりだけれど,夫がどういう人物かを考えたりしたわ。
そういうことしないで役者やってた音彦はいかがな物か。
まあ,これで役者という物がどういう物か少しは解ったのかな。