スイス時計の謎
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/05/09
- メディア: 新書
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で,犯人はアリスの同窓生の中にいる。
犯人の動機が悲しい。
自分で自分を律せなくてこういう事態になるが,何とかしたいと思っている内に殺人を犯してしまう。
犯人を囲んでの同窓生たちの会話が何となく好い。
率直になっていれば,彼も殺人など起こさなかったんだろうな。
また,このときアリスはスランプ気味。
でも,アリスが推理小説を書くきっかけになった人物の現状を聞かされて,また,書いていこうと思う。
頑張ってね,アリス。
「女彫刻家の首」で,火村がつきとめた犯人たちが事故に巻き込まれて死んでしまう。
「天の裁きかも」というアリスに対し,火村は「天の裁きだって?神の御手のなせる業か。勝手な事をしてくれるじゃないか。裁いていいと,誰がてめぇに言ったんだ」返す。
火村は前にも神などいない。と言い放ったことがある。
犯人は,殺人を犯したからには罰を受けなくては行けない。という火村。
「シャイロックの密室」の犯人を赦されざる物として見つめる火村。
う〜ん。