ヤンのいた島
- 作者: 沢村凜
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/12
- メディア: 単行本
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この人の作品って考えさせられる。
前に読んだ「リフレイン」もそうだったわ。
だからといって説教くさいとは思わない。
σ(^^)が説教くさいって思うのとどう違うのかは解らないが_(^^;)ゞイヤー
この主人公は幼い頃からダンボハナアルキ
を見たいと思っていた。で,ダンボハナアルキが生息していると言われる島に調査団の一員として入った。その国は政府と反政府ゲリラが激しく争っていた。
で,その中に巻き込まれる。事は巻き込まれるんだけど,それだけじゃない。
彼女はその島に着いてから夢を見るのだ。それぞれ島の状況が異なる夢を。
で,最後にヤンは自分の力が及ぶ限りこの島を世界から隠そうとする。
こういう島が,もし今発見されたとしたら,どういう事になるのだろう。
この島の固有の文化を認めてそっとしておくことが出来るような世界だろうか。
この島の状況をみると,こういう国はいくつでも有ると思う。
それに対して私達はどうしたらいいのかと,考えてしまった。