すえずえ

これ読んで於りんちゃんって誰だっけ?とか、獏の場久ってどこからでたんだろうと、思ってついしゃばけシリーズ再読になっちゃったんだな。
読み直して結構忘れてる事がおおくて再読してよかった。
そういえば江戸の妖封じで有名な広徳寺の寛朝と、寛永寺の寿真。寛朝には秀英という弟子がいるが、それだけでは心もとない。妖に対処できる弟子がほしいって行ってるけど、若だんなが目が見えなくなったとき仁吉が見つけてきた男の子も妖見えたのよね。あの子はどこにいったんだ。作者忘れちゃったのかしら。
今回のお話では栄吉も若だんなも仁吉も佐助もみんなが将来のこと考えてる。そうだね、ずっといつまでもこのままではいられない。何でも若だんなに話していた栄吉も恋をする。それを寂しがってはいられない。若だんなもいつかは嫁とりをする。その人が妖を見られなかったら離れの妖たちも離れにいられなくなる。これからどうするか。仁吉も佐助もこれからどうするか考えることになる。そして若だんなが死んでも生まれ変わるのを待っていると、心に決める。
で、「妖たちの来月」で貧乏神の金次と猫又のおしろ、獏の噺家場久は隣の長屋へ引っ越していく。
若だんなや守狐たちのもらった品物が消えてしまう。それを盗んだのは山童。長崎屋にいる妖たちをうらやんでのこと。しかし、彼らが自分のものを持てるようになったのは千年、二千年と一人で生きてきたから。若だんなは山童に同情するけれど、すべての妖を長崎屋に招くわけにはいかないんだよね。