たぶんねこ

若だんなが珍しく二ヶ月も病気にかからなかった事から兄やたちと五つ約束事をするがみんな守れなくなっちゃったって話。
「跡取り三人」
すぐ仕事をしたのがる若だんなに半年は仕事をしないって約束が反古にされちゃう話。何故か大店の跡取りが店の後ろ盾なしに稼ぎの多可を競う事になる話。若頭使って稼ぐのね。大したものだ。で、何故か事件も片付けちゃう若だんな。
「こいさがし」
暫らく恋をしないという約束は守られてるね。
ただ人の恋にはかかわりあっちゃうのね。行儀見習いの於こんちゃんって狐だったんだ。
「くたびれ砂糖」
栄吉の事を心配しないという約束なんてするだけ無理なのよね。
栄吉の後輩三人の話はなんか後味悪いよね。でも、残りのふたりがなんとかなりそうなので良かった。栄吉の勤めてるお店のご主人に友達思いだと言われ、ただ栄吉修行が早く終わって三春屋に戻って欲しいだけだって正直に言う若旦那。それを聴くご主人が若い頃を思い出すところが素敵。
「みどりのたま」
妖たちの誰かに何かあってもなんとかしようと外出しない事は本人の仁吉が事に巻き込まれたのをなんとかしようとした若だんなが外出しちゃうのね。
「たぶんねこ」
体に障るような災難に巻き込まれないと約束したのに、悩みをもつ幽霊と一緒に押し込み強盗と遭遇しちゃうのね。
で、約束はひとつも守られず結局若だんなは寝付いてしまいましたってなっちゃうのね。