怨讐聖域

[rakuten:rakutenkobo-ebooks:14545680:image:small][rakuten:guruguru-ds:11616125:image:small]怨讐星域 3
太陽のフレア膨張によって地球が滅びる事が分かるとアメリカ大統領アジソンを含めた、3万人だけが世代間宇宙船ノアズ・アークが出航した。大統領の娘と密かに交際していた天才少年がどうしても彼女と再会しようと転送装置作っちゃって自分が第一号でアジソン達が目指した約束の地に行くんだけど、宇宙船が世代間宇宙船だってこと知らないし、着いたのが100年ぐらい後だったりするんだよね。最初に転送装置でニューエデンと名付けられた約束の地についた人々はノアズ・アーク号の人々を恨むことで一致団結して新天地の自然と戦って生活を続ける。地球でイスラムテロで夫を亡くした人が、イスラム過激派だった人と結婚する話なんて、別の敵がいると全ての事が解決しちゃうのかって思わされる。ニュー・エデンで地球の人がみんな同じ場所に転送できたわけじゃなく、別のところにも村のうようなものができて、それを双方が未知の敵だと思うところもなんていうかありそうって感じ。で、結局、片方の不幸から二つは一緒になってい行くのね。
宇宙船でも、色々ある。「76分の少女」で出会った二人はニュー・エデンで再会できるのかな。
ノアズ・アークがニュー・エデンに到着まじかに、ニュー・エデンの人々のノアズ・アークの人々に対する憎しみが再燃する。
ニュー・エデンでは大問題が発生する。この悲劇を解消したのが、片手間にあるもの作っていた人々のおかげ。こういうのいいな。
そして、憎しみを持っていたニュー・エデンの人々との和解。
いい終わり方だ。本当に気持ちがいい。
ここの人々が幸せでありますように。
一方地球に残った人々の穏やかな最後を待つ暮らしぶりもよかった。