カフェ・コッペリア

カフェ・コッペリア
ちょっと未来のお話7つ
カフェ・コッペリア 人間とAIの混合スタッフが、おいしい珈琲とともに恋愛相談に乗ってくれるカフェ。目的はAIの進歩。客のひとりが恋してしまったのは果たしてAIだったのか?それがどっちなのかはわからない。そこがいい。
モモコの日記 閉鎖空間研究のため擬似家族の中の一番小さい子供。その子がカウンセラーに送った手紙。SF的なの中で家族について子供がどう思っているか。達観しているように見える。擬似家族から離れて本当の家族に戻っていくモモコ。幸せなのかな。
リラランラビリン 優里亜がふられてよってリラランラビリンを手に入れた。リラランラビリン本当にあったらどうなるのかな。これにはまっても自分だけで他の人に迷惑にならないし健康的になるんだよね。心も穏やかになるし。不思議な生物いたらいいな。飼いたいな。でも、毎日定時に餌あげなくちゃならないのは大変か。飼い始めたら夢中になるかも。
エクステ効果 「誰に見しょとて」にちょっと雰囲気が似ている感じ。好きだな。
言葉のない海 TBと呼ばれる体外受精時が数多く生まれ珍しくない時代。TBで生まれた恵と歓喜は偶然の出会いから惹かれあう。言葉を話さなくても心が通い合う二人。しかし二人の出生には両親の他にもうひとりのミトコンドリアが必要だった。二人は同じものを移植されて出来た子供。う〜ん。こういう時代も来るかもしれない。でも、二人はそれを知っても二人で生きていこうと思う。そこが好き。菅さんの小説はそういう前向きなところがあるから好き。
笑い袋 二足歩行ロボットが家庭に入ってる時代。なんとなく家族に疎外感を抱いている成太郎。しかし、嫁と孫ではそれを訴えられない。でも、彼女らは成太郎を案じていた。時代が進んでも家族を思う気持ちが素敵。最後に幸せな感じがいい。
千鳥の道行 師匠が舞台に立ちたくない理由が弟子を思うだけじゃなくて野暮な理由があるのがおかしい。踊りの練習するのにコピーするロボットがあるっていうのがSFだな〜。