図書館の魔女

図書館の魔女(上)

図書館の魔女(下)

物凄く厚い本。結構読むのに時間かかったけれど、夢中になって読んでた。
主人公は山の中の少年キリヒト。図書館の魔女と言われるマツリカに使える為にやってくる。マツリカは話ができないためキリヒトは通訳務めるためやってきた。通訳だけじゃない役目があるんだけれど、それは前編の最後の方で分かる。キリヒトというなまえの意味も分かる。
政治的な事を解決しなくてはいけなかったり、武装集団に襲われたりするけれど、そういう波乱万丈なところが面白いけれど、それ以上に本についての会話が面白い。
禁書の話が本当に面白い。禁書ということでみんなの耳目を集めているだけのものって話。面白いよね。
マツリカが街中で聴いた一言によってこれから起こること考えたり、政治を左右することを頭の中で考えたり、それだけじゃなく人を動かす。
二人が成長していくところが本当に素晴らしい。
ファンタジーなのに魔法とかなくても成立してるところがいい。
オススメ。