リヴァイアサン・ベヒモス・ゴリアテ

リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
ベヒモス―クラーケンと潜水艦― (ハヤカワ文庫SF)
ゴリアテ ―ロリスと電磁兵器― (新ハヤカワ・SF・シリーズ)
歴史改変ものってあまり趣味じゃない。でもコレは歴史改変ものじゃなくてスチームパンクっていうのね。
とか言いながら、本当に楽しく読めた。
この世界のヨーロッパでは遺伝子操作された動物を基盤とする英国などの「ダーウィニスト」とjぷ危機感やディーゼル駆動の機械文明を発達させたドイツら「クランカー」
彼らは我々の世界と同じオーストリア大公夫婦暗殺から戦争が始まる。
大公夫婦の息子アレックは僅かな側近と共に逃げる。
デリンは女の子だけれど、空が好き。で、男の子に化けて士官候補生となる。
その両者がディランの乗ったリヴァイアサンの墜落によって偶然出会う。
ここから始まる物語。
大戦が自分の一族の責任だと思うアレックはなんとか戦争を集結に向かわせようとあがく。
その彼に惹かれていくデリン。
スイスからイスタンブールそしてツングースカの隕石痕、そして日本からアメリカへ。
実際の人物が出てきたりするところも面白い。
どんどん読める。
一番のお気に入りはヴォルガー伯かバーロウ博士かな。
しかし才知ロリスって結局何なんだ。
最後までわからないよね。
なんのために作られたんだろう。