郵政省特別配達課

君は深紅の新幹線を見たことがあるか。深夜ひた走る郵便専用高速列車を。君は赤い梯子車を見たことがあるか。高層マンションの住人に一刻も早く配達するための特殊郵便車両だ。ってなんとも凄すぎる惹句。
トッパイは郵政省が民間に対抗するために作った部署。家も馬もどんなところにも郵便物を運ぶ。トッパイの人々はひたすら荷物を運ぶ。途中で家事にあった高層マンションの住民を助けたりしながら。彼らのはしご車を見て消防署員が羨ましがるところがおかしい。騙されてプルトニウムを運ばされたりもするが。
全般は彼らの頑張りがメインなんだけど、後半はトッパイを無くそうとする上層部との戦い。京都の黒幕がいい味出してる。
この人舞台設定と人物描写がいいのよね。キャラが立ってるというか、登場人物みんな興味深い。
星四つ。