風の那、星の渚

騎士ルドガーは父や兄たちに疎まれ辺境の里の代官になるために弟とともに追いやられた。そこで泉の精レーズに出会う。彼女はローマのカエサルに出会い彼が自分の周りに作った都市に喜びを覚えるが、その都市は蛮族に滅ぼされる。そしていつかまた、自分の泉の周りにとしが栄えることを望んでいる。
ドガーとレーズの思いが重なり、ここに自由都市レーズフェントが出来上がっていく。それまでのおはなし。
本当に小川さんの話は面白い。レーズが宇宙から来た異星人で、本当は別のどこかの宇宙人と生殖することが本能なのに、都市に興味覚えて相手を振る。振られた相手が攻めてくるってなんともね。
いっぱい登場人物出てくるけど、それぞれみんな興味深い。
素晴らしい。
星四つ。