老人と宇宙、遠すぎた星、最後の星戦、ゾーイの物語

老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)遠すぎた星 老人と宇宙2 (ハヤカワ文庫SF)最後の星戦 老人と宇宙3 (ハヤカワ文庫SF)ゾーイの物語 老人と宇宙4 (ハヤカワ文庫SF)
久しぶりに夢中になって読んだ。
最初内容聞いたとき勘違いしてた。
老人だけが戦士になるって義務かと思ったら違うのね。
ただあとは弱って死ぬだけだったら、どうするのかわからないが戦士にするなら若返らせてくれるだろうという希望で志願していく老人たち。
コロニー連合がかれらを戦士にするためにどうしたかというと、彼らの遺伝子から強力なクローンをつくり老人たちの精神を移すこと。
なんで老人たちだけを募集するかというと、十分長く生きた彼らには自分の命より大事なものがあることを知っているから。若い人達にはわからないことを彼らは理解しているから。なるほどなと思った。
主人公は旅の途中や訓練で多くの人々と知り合うけど、戦闘でみんな簡単に死んでしまう。そういうものだけどね。
そう言いながら、コロニー連合は特殊部隊というもっと強力な戦士たちも作り上げる。彼らはうまれたときから自分が戦士として生まれ体の動か仕方全てを知っている。
この話って人類が正しいて話じゃない。昔だったら人類は正義ってなると思うけど、今は違うのね。主人公は最後には自分の思う道を通して人類を救う。彼ができたのは、ゾーイという存在があったから。で。「ゾーイの物語」これがよかった。これなくちゃ、「最後の星戦」あまりに都合良すぎる話になっちゃうものね。
ほんと久々に読み応えがあるSF読んだっておもう。