NOVA3

NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
やっぱりわたし円城塔ってわからないな〜。同じように瀬名さんの作品も良くわからないのだけれど、でも、こちらのほうが、解らないなりに好き。
一番面白かったのは何かな。小川一水の「ろーどそうるず」かな。販売されたバイクのバックアップをするホストマシンとバイクの会話なのだけれど、最後泣けてくる。この人本当に上手いわ。
一番ばかばかしかったのは浅暮三文の「ギリシア子文字の誕生」よね。ギリシア子文字の誕生がこんなことだったなんて。凄いことかんがえるな〜。こういうばかばかしい話好きだけどね。
火星のプリンセス」はやはり全部が終わったときじゃないと評価できないわね。
谷さんのも難しいのだけれど、こういう作品好きなのよね。技術者が頑張る話っていいわ。
森岡さんの作品はなんていうのかな。主人公の助手も仮想なのね。でも、そのことに対して批判されてもわけ解らない主人公。こういう人が増えてくるような気がするな。
とりさんの「万物理論」のばかばかしさも捨てがたいわ。
長谷敏司さんの「東山家の人々」って家とミームの結びつきというか、なんと言うか、良く解らないけれど、怖くて面白かったわ。