コニー・ライオンハートと神秘の生物

サイレンの秘密 [コニー・ライオンハートシリーズ 第一巻] (コニー・ライオンハートと神秘の生物)ゴルゴンの眼光 (コニー・ライオンハートシリーズ第二巻)ミノタウルスの洞窟 (コニー・ライオンハートシリーズ第三巻)キメラの呪い (コニー・ライオンハートシリーズ)
コニーは何故か動物と意思の疎通ができてしまい、そのたびの問題を起こし学校を追い出される羽目になるような女の子。両親が海外赴任のため伯母の家にあづけられる。
伯母はある秘密の協会に属していた。それは神話上の生物と思われているものを守るための組織。コニーもその素質があると思われて試験を受けたが、落とされてしまう。
ところが彼女はすべての生物と意思の疎通ができる万物の盟友だったのだ。
協会の人々はすべて架空の生物のために戦っていると思ったら、中で権力も問うとしてる人もいるのね。コニーを落としたコドリントンのように。
で、彼らに戦いを挑むのは人類を滅ぼそうとするクレルボという存在。
人類に追いやられる神話上の生物たちの気持ちを思うとクレルボの行動もムベナルかなとも思わされる。
最後にコニーはクレルボを滅ぼすのではなく、取り込んでしまう。
ここまで覚悟を決めたコニーの成長は著しい。
周りの友人たちも彼らなりに成長していく。
こういう小説って言うのはそういうところが納得できないとなんだかなというところがあるので、これは良くできている小説だと思う。
神話上の生物たちがこれからも行き続けてくれるといいな。