ガールズ・アンダーグラウンド

ガールズ・アンダーグラウンド (朝日ノベルズ)
15年前、K市を中心として恐るべき“大感染”が起こった。やがて“重症者”が“軽症者”の上に立つという逆差別の社会構造ができあがる。ペーパーレス化が進む中、Bランク市民の少女・萌絵は古い印刷機を使い、アナログの地下新聞を作ることで反政府活動に加わる―。“閉ざされた世界”の秘密に少女たちが迫る、近未来サスペンス。
前に読んだ「いつか、勇者だった少年」に比べてとても読後感がいい。
主人公はなんとなくされているようでいて、でも、そこに自分の意思というものを感じさせられる。父親を探すことから、この世界の問題を探り出す。
そして今の生活が送れなくなることを知りながら真実を明かすことに決める。
こういう気持ちのいい話かける人だったのね。
この作者。