いつか、勇者だった少年

いつか、勇者だった少年 (朝日ノベルズ)
私この人初めて読むのだけど、この作品なんと言っていいか。
通常の作品とまるで逆。
なんたって主人公が本当にやなやつ。最後まで。
その上ストーリーも思いもよらない事になる。
ファンタジーなんだけど、ファンタジーじゃないとでも言うか。
隼人はかつて、異世界に召喚された勇者だった。同じ境遇の仲間たちと共に魔物たちと戦い、帰還してから2年。かつての仲間による復讐が始まった時、隼人が感じたものは恐怖ではなく歓喜だった。なぜなら、それこそが退屈な日常から素晴らしい非日常の世界へ再び飛び込むチャンスに他ならないからだ…。ライトノベルの常識をひっくり返す、ダークサイドヒーロー登場。
って話。
常識をひっくり返すダークサイドヒーローってほどカッコよくない。
なんたって卑怯者だ。
でも、何故か面白かった。
こういうの喜んじゃうわたしってどこかゆがんでるのか。
まずいかも。