烏金・ハムハタル

烏金 (光文社時代小説文庫)はむ・はたる
私この二冊順番間違えて読んじゃったのよね。
まあ、内容的には関係ないけど、ハムハタルで話題になる人物とか、何故孤児たちの後見を長谷部家の人たちがしてるのかということは、烏金読まないとわからないものね。
烏金に算術が出てくる。主人公の浅吉が金貸しの手伝いしながら、借金を背負っている人たちが一人立ちするのを助けるのに算術が役立っている。
浅吉の目的はとか、浅吉と金貸しお吟との関係がわかるところがこの話のクライマックスだ。でも、ちょっとつらい話でもあるな。最後に一応みんな幸せになってよかった。
ハムハタルのほうが好きかな。長谷部家のご隠居様と、おとみがいいね。
子供たちの事情がわかるところは悲しいところではあるけれど。