天地明察

天地明察
友人に借りた本。読みたかったのでうれしい。
これって本当に面白い。
主人公は棋士で、将軍の前で碁を打つ役目。それなりに実力はある。
だが、何故かむなしい。で、算術にのめりこんでる。
江戸時代って凄いよね。趣味のためにどんな階級の人も算術やってる。
前にそういうのNHKでやってたよね。
算術が認められて改暦をしていくことになる。
彼と一緒に北極出地に出かける二人の老人たちがいい。彼の実力を認めて彼に自分たちの思いを託す。楽しそうに。
最初に改暦に失敗した彼が二十年後また改暦に挑戦するが、碁を打つように手配していくところが彼の成長が実感できて素晴らしい。
お話に挟まる恋の話も可愛くていい。
今度この人「光圀伝」書くらしいけど、SFも書いてほしいな。