煙突の上にハイヒール

煙突の上にハイヒール
小川一水っていろいろな種類の話書くわ。
この中の作品は今よりほんの少しだけ未来でちょっとだけ技術の進んだ世界が描かれてる。
表題作はこの発明品さえなければ恋愛小説だよね。でも、これ早く発明されるといいな。乗りたい。
「カムキャット・アドベンチャー」は今でもできる技術を使って猫に勝手な餌やる人物探す話だけど、そこからのストーリテリングが面白い。
「イブのオープンカフェ」は一番好きかも。出てくるロボットがとても可愛くて悲しい。人間にとがったものを向けられないため世話していた人を救えない。そして其のことを悲しむ。アトムみたいなロボットを思い出しいてしまった。いいな〜。
「おれたちのピュグマリオン」は男性ならではの話だわ。女性が書いたら腐女子的話に持っていくところを、遠隔操作できるロボット作って好きな男性と其のロボットを一緒にするって言うのだから。
「白鳥熱の朝に」はなんていうか、つらいけど、でも、最後には明るい展望になる。
この人の作品はいつも未来は開かれるって幹事で終わるところが好きだな。