ななつのこ

ななつのこ (創元推理文庫)
これも「平台がおまちかね」のおすすめ。
でも、私これ再読なのだわ。
まるっきりなにも覚えてなかった。
で、おかげでとても新鮮に読めた。
このお話組子構造って言うか、お話の中に別のお話があって、それとかかわる話がメインになって話が進む。
ななつのこ」を偶然手にとって読み始めた主人公。彼女は作者にファンレターを送る。身の回りの小さな謎を書いて。
其の謎の解明を作者が返事を書いておくってくる。
この話って短編集の体裁とってるけど、最後の話で全部がつながる。
本当に小さい謎だけれど、それが気持ちいい。
それにしてもこのころは「プロントサウルス」だったのね。
この主人公小さいころ本ばかり読んでいて内気だったって書いてあるけど、私もそうだったな、と思う。
内気だったかどうかは解らないけど、本ばかり読んでいて、一人だったな。
特に寂しいと思った記憶は無いけれど。