深海のyrr

深海のYrr 〈上〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)
内容はここ
最初少々とっつきにくかったので、この大書読めるかと思っていたけど、上の途中から話に引き込まれて、後は一気呵成。久しぶりに充実した読書って感じ。
yrrの正体もありふれていず、終わり方もこうなるかって思ってしまった。
昔だったら、アメリカ軍のリー司令官は英雄となるはずだけど、今の時代、こういう行動をヒーローと看做さなくなって来たんだな。
登場人物それぞれの人生を掘り下げてるからこんなに厚くなるのね。
でも、それが気にならないところが凄い。
途中の大災害の描写もものすごい。
大西洋岸の人たちって津波って言うものの存在認識してないのね。
太平洋岸諸国には津波警報のネットワークがあるというのに。
津波って英語でもツナミというそうだが。
久しぶりに読書したって感じだわ。