彩雲国物語
- 作者: 雪乃紗衣,由羅カイリ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2007/10/28
- メディア: 文庫
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第一話はお笑いだけど,第二話は,邵可さまが黒狼に成った理由が描かれる話。
兄を待ち続ける黎深と玖琅が悲しい。そして挟まれる過去の挿話が何ともいえない。早く大人に成らざるを得なかった邵可の悲哀。そして先代黒狼の存在。そして今があるのね。
そして最後の話。
黎深が国試ヲ受ける話。悪夢の国試の話ね。
そして名前だけでてきた百合姫。
成り行きで黎深の友人に成らざるを得なかった悠舜と鳳殊。悠舜は黎深に出会っても変わらなかったけれど,素直だった鳳殊がああいう性格になったのはやっぱり黎深のせいか。気の毒に。
でも,こういう友人が出来て黎深は幸せになれただろうな。百合姫って言う奥さんも出来たし。こういう人じゃないと黎深の奥方には慣れない物ね。
彼らもこれからどうなるのだろう。
王の宰相になった悠舜。何も変わらない黎深。
これから先の話が本当に気になるところだ。