楽園

楽園 上

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模倣犯」事件から9年。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、不思議な調査依頼が舞い込んだ。無くなった息子がサイコメトラーだったのではないか。それを調べてくれと。
滋子ははじめ乗り気ではなかったけれど,調べていく内にのめり込むようになってしまった。その死んだ子の描いた絵の中に模倣犯の絵もあったからである。
模倣犯詳しいこと忘れてるけど,滋子と犯人の対決シーンだけは覚えてるな。
模倣犯は非常に面白かったけれど,あまりな内容なので再読は出来ないけどね。
この話はいい。
読後感がとても気持ちいい。
事件はすでに起こっているので,犯人を捜す話ではない。
でも,別の犯人探してるのね。幕間の話も効いている。
この人って本当に話ずくりがうまい。
こんなに色々書いてるのに,筆力が落ちないって凄いと思う。