恋するAI探偵

恋するA・I探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

恋するA・I探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作者がいっているようにこれはSFではなくてミステリー。
確かにミステリーだわ。
彼女は典型的なアームチェア・ディテクティブ。
だってどこにもうごけないんだもの。
彼女は気づく。自分を設計したプログラマーが消えたことを。
だが誰もそれを不思議に思わない。
彼女は手足とする人を見つける。
この見つけられる人たちがいい。
1人はあまりパソコンに詳しくない年輩の女性。もう1人はもっと疎い,彼女に恋する男。
彼女が探し出す真実が恐ろしい。
誰かが自分の思うとうりの事実に事実を動かしていく。
彼女が捜し出したい人物は結局はにげているだけ。
でも,最後は彼女をまもろうとするのよね。
ここはよかった。
ハッピエンドに終わっててσ(^^)はうれしい。
ミステリーとしてしっかりした構成。
これはおもしろい本だった。