彩雲国物語
- 作者: 雪乃紗衣,由羅カイリ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/08/31
- メディア: 文庫
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忠誠の証を王に返上して蘭州に戻った楸英をおう,劉輝。
その後をおうことが監察御史としての秀麗の仕事。
そして劉輝のいない王室を守る悠舜。
とうとう悠舜と袂を分かち合わざるを得なくなる黎深.
二人の会話って確かに痴話げんかにしか聞こえないわね.
黎深は悠舜に自分を取るか劉輝を取るか迫るんだものね.
悠舜の足が悪くなったのは紅家が何かしたのかな.
劉輝と秀麗たちに取っての敵役でもある人々の暗躍。
だが,彼らの事情もだんだんと分かってくる。
どちらが正しいかはそれぞれの立場の違いによって違ってくることに気が付いていく秀麗。気が付くことによってこれからの秀麗の動きはどうなっていくのだろう。
敵役たちの行動は前王の政策のおかげで滅ぼされかけている自分たちを守るためだからだ。
そして,盤石とも言えると思われていた劉輝の王位にも少しずつ危うい物が出てくる。
王位を望みそれをかなえることの出来る人物が劉輝以外にも存在したのだ。
劉輝は旅に出ることにより,自分がどれほど味方を危うくさせたか気が付く。
そして決意も新たに王都に戻っていく。
ますます目が離せない,先が知りたいお話だわ。
しかし,殊翠の意識を取り戻すために「邵可さまがそこに」って叫ぶ楸英がわらえる。
それを周りにつっこまれるし。