からくりからくさ

からくりからくさ (新潮文庫)

からくりからくさ (新潮文庫)

「りかさん」のおばあさんが亡くなるところから始まる。
おばあさんの喪に服すといったりかさんが何も語りかけてくれない。
そしておばあさんの家に容子が女学生三人で済むようになる。
彼女たちの暮らしの様子が淡々と語られる。
そしてりかさんと同じ人形の話が重なる。
この重なり具合がいい。
そして最後。
まさかこういう風に終わるとは。
でも,最後は気持ちが言い終わり方だったわ。