聖なる島々へ

聖なる島々へ <デイルマーク王国史2> (創元推理文庫)

前作の登場人物が出てくるかと思ったら全然出てこない。
キリアンは最初に兄たちと捕まったところはちょこっと出てくるけどね。
今度の主人公は南の農民の子に生まれたミット。幸せに暮らしていたが領主が課する重税のため父は行くえ不明に。
母と都会に出たミットは幼くして革命に身を投じる事になる。
そして領主殺しのどさくさで逃げ出したときに乗り込んだ船に乗っていたのが領主の孫のヒルディーとイネン。
最初の内ほとんどファンタジーじゃないのよね。
前作も最初は全然ファンタジーっぽくなかったしね。
おまけにここに出てくる子たちみんなかわいげないし。ミットをはじめとしてね。
でも，最後にきちんとファンタジーらしい終わりかたしていて好いわ。