浮かれ黄蝶
- 作者: 平岩弓枝
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04/25
- メディア: 単行本
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やっと順番が回ってきたわ。
最初の二つが子どもたちの活躍する話だったので,だんだんそう風になるのかと寂しい気がしたけれど,ちゃんと東吾やるい,源三郎たちが活躍している。
影で子どもたちの事支えたりしてるけど,実際大人たちが活躍している話もあってうれしい。
「猫と小判」や「二人伊三郎」における東吾の推理力。
「さんさ時雨」の源三郎の人を見る鋭さ。
最後に親ばかして東吾にからかわれるところもまた好いわ。
「清水屋の人々」のるいのりりしさ。
やっぱりいいわ。このシリーズ。
前にでてきた人たちがまたでてきて元気でいることが解るのもいい。
最後の話で,るいの父親のおもいやりの深さがかんじられるのもよかったわ。