隠蔽捜査

隠蔽捜査

隠蔽捜査

この本何で借りたのかよく分からないけれど,非常に面白かったわ。
この本の主人公警察庁のキャリア。自分のことをエリートと自認している。
しかし,彼はエリートはエリートとしての責任が有ることを自認している。
それが他の人には変人に映るようだ。
息子には東大に入ることを強制する。
その意図は息子には伝わらなく,彼はマリファナに手を出す。
そして,外では警察官による少年非行の犯人たちへの復讐事件がおきる。
その件を隠蔽しようとする警察庁の計画に反対し,息子の件ももみ消せという意見に反し,息子に自首を促す。
この辺の家族の会話が好いわ。
主人公と小学校のころ彼をいじめていた同期の友人との会話が好い。
友人はいじめていた意識がない。そのことを聞かされたときの会話も何て言うのかな。
初めて読んだ人だけれど,よく出来てるわ。