金春屋ゴメス

金春屋ゴメス

金春屋ゴメス

久しぶりに日本ファンタジー大賞大賞受賞作。
300倍の難関を潜り抜け、日本から江戸への入国を果たした大学生の辰次郎。連れは、元外資系金融勤務の時代劇オタク松吉(NY出身)&28ヶ国を渡り歩いた海外旅行マニアの奈美(25歳)。割り当てられた辰次郎の雇われ先は、容貌魁偉、冷酷無比、極悪非道、厚顔無恥、大盗賊も思わずびびる「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった。
この長崎奉行の本名がなんと馬込珠洲
辰次郎が江戸に入国出来たのは,江戸で流行っている奇病の正体をつきとめるために「金春屋ゴメス」が呼んだ為だった。カレは幼い頃江戸にいてこの奇病にかかったのだ。
最初はこういう設定にする必要有るのかなと思って呼んでいたけれど,最後まで読んで必要性が解った。
非常に面白かった。
夢中で読んでしまった。
奇病の正体はこれか〜。
なるほどな〜。
うまい物見つけてきたな.
まあ,細菌兵器用に改良されて毒性は有りながら感染性はなくされている物ではあるが。
もう1人の長崎奉行もいいな^。