高く遠く空へ歌ううた

高く遠く空へ歌ううた (Pulp‐town fiction)

高く遠く空へ歌ううた (Pulp‐town fiction)

先日読んだと世界は同じ。
でも,最後の方まで其れは解らなかったわ。
でも,解らないけれど,面白かった。
子供たちだけの話だけれど,でてくる子たちがいい。
性格が面白い。
主人公の子は喜怒哀楽の表情が出来ない子だ。でも,感情は解るというか,こういう気持ちがするんじゃないかと思うことはある。
彼は,片目が無い。友人が不注意で片目を傷つけたのだ。
で,その友人もいい。
傷つけたときはびっくりして逃げてしまうけれど,誤りに来る。
このときのお父さんの対処がいい。
そしてこの友人は主人公の為だけに生きていくことを誓う。
このあたりがなんともいい。
話は,この主人公が10人目の死体を発見したところから始まる。
これには前の話の「違い者」と「解す者」が関係していたのだった。
何故か続けてこの人の読んだけど,面白い話書く人だわ。