ペロー・ザ・キャット全仕事
- 作者: 吉川良太郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/05
- メディア: 単行本
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SFらしさがあまり感じられなかったσ(^^)。
でも,新人とは思えないくらい,きちんと書かれている作品だと思う。
これってσ(^^)の苦手なハードボイルド風の作品なのだけれど,とても楽しく読めた。
主人公がいいのかも。
主人公ペローは偶然手に入れた盗聴システム(サイボーグ動物と五感を共有し操る)で,一儲けをたくらむが,その街を牛耳っているマフィアに目をつけられ,手下にさせられてしまう。
さて彼はどうなるのか。
彼は自由を希求して最後は其れを手に入れる。
どうやってか。
最後に撃たれて脳だけ生き残った彼は猫(盗聴用に使っていたサイボーグ猫)として一生をいきる。
自由に。
この最後がいいのだ。
この中にサーボーグ犬も出てくるけれど,やっぱ自由なのは猫よね。