黒塚

黒塚 KUROZUKA (集英社文庫)

黒塚 KUROZUKA (集英社文庫)

能の「黒塚」の現代版として書かれた物だそうだ。
「黒塚」と言えば猿之助の「黒塚」見たかったな。
それはさておきこの話は夢枕獏だと思うと,星三つ半かな。
ちょっと点辛いかな(-_-メ),
面白いことは面白いけれど,もう少しと思っちゃうのよね。
夢枕獏ならねと思うのよね。
安達ヶ原で追っ手から逃れようとしている義経と弁慶
とある小屋に逃げ込む。
で,そこにいた女は・・・・・・★
この後時代はすすみ,幕末になり,第二次大戦中。女(黒蜜)と義経(クロウ)はおわれている。
また時代がすすみ,隕石が落ちた地球。
そこでクロウは記憶をなくし,自分と同じ長く生きている赤帝と呼ばれる人物の配下にいる。そして女を捜している。
赤帝は西日本を一応支配している。
そして東日本を支配しているのが,白王(自衛隊の生き残り)
二人とも永遠に生きる女を捜している。
赤帝は弁慶だった。彼は黒蜜を愛し,義経の首を切ったのだ。
そのときすでに黒蜜は義経に血を与えて永遠の命を与えているところだったのだ。
で,弁慶も有る程度永遠の生命を持つことになった。
義経は中途半端になったので,体がもたず,百年に一度首をすげ替えなければならなくなり,記憶がとぎれるようになったのだ。
女はユダらしき人物から血を注がれたのだ。
二人は逃げてどこかへ去っていく。