上と外

両親の離婚で別れて暮らす元家族が、年に1度集う夏休み。中学生の楢崎練は小学生の妹千華子、母とともに、父がいる中央アメリカのG国へ。ジャングルと遺跡と軍事政権の国で4人を待っていたのは、突然のクーデター.ジャングルの上で練と千華子はヘリコプターから落ちてしまう.練はロッククライミングが趣味.千華子は新体操をやっている.こういう二人だから、ジャングルを生き延びたんだと思う.そうじゃなければ、「成人式」に参加させられた練があそこまでがんばれる物ではない.けっこう脅かされたが、本当は危険じゃなかったがはずが、危険な状態に陥ったときうまく生き延びられたのはそのたまものだと思う.
練のおじいさんがいい.紙飛行機のシーンなんていいわ.自分で考える事を教えてる物.
それに、練たちの行方がわから無くなったとき、おじいさんがいろいろな国でその国にあったNGOをしていて、その恩恵に預かった人たちが練たちを捜そうとしてくれる.外務省はこういうとき絶対に役に立ってくれない物な.クーデター側の演説もいいわ.熱狂的じゃなくてすごい理性的.グローバルスタンダードって、結局はアメリカの為の物何じゃないかと思う.