ひなこまち

ひなこまち しゃばけシリーズ 11 (新潮文庫)
助けて欲しいという札が若だんなの元に来る。これからいろんな相談事が若旦那のもとにやってくる。
「ろくでなしの船箪笥」
これは若だんなと三途の川の淵でしりあった冬吉とその兄七之助からの頼みごと。開かなかった箪笥開けちゃう若だんな流石だ。
「ばくのふだ」
落語家になっちゃう獏というのが面白い。で、語るのが自分が食べてきた悪夢をもとにした怪談話っていうのがなんともな。で、評判良くなっちゃうっていうのがもっと凄い。結局人間が一番怖いってわかるな。
「ひなこまち」
これも仁吉の受難話になるのかな。若だんなは離れでひきこまされてるだけなのに、謎解いちゃうのよね。流石若だんな。
「さくらがり」
若だんなが急にお花見したくなる。これも「ゆんでめて」でのあったかもしれない未来の記憶だよね。妖たちも準備の記憶あるから手際がいい。でも、場所は王子じゃなく上野寛永寺なんだけどね。普通に考えれば兄やたちが王子まで若だんなの外出許すわけないものね。で、ここで風変わりのお武家にであう。河童の秘薬も貰うのね。
「河童の秘薬」
で、もらった秘薬をのんだお武家の奥方につれられて夢の中の大冒険にでる若だんな。人生をかける奥方と若だんな。しみじみといい話だ。