始まりの骨の物語

はじまりの骨の物語 (HJ文庫)
結構前に友人に勧められた本なのだが、その頃絶版になっていて読むことができなかった。
でも、偶然手に取ることが出来た。
凄かった。これが処女作なのよね。とてもそうは覆えない。物凄くしっかりしたお話だった。始まりから最後まで予想外の展開。主人公の女戦士ゲルダが恋人に裏切られその恋人を追いかけるところから始まる。どんどん人が死んでいく話でもある。
敵を同じくする軍隊にそれを指揮する王子様がいる。まだ若い王子なのだが、ゲルダに恋しちゃう。でも、あっけなく死んじゃう。ゲルダを亡きものにしようとしていた男もあっけなく死んじゃう。それで話どうするんだろうと思っていたら、なんとまあ、数千年が一行で過ぎ、神話にまで行く。
最後までグイグイ読ませられちゃった。ここまで土台がしっかりしてる小説珍しいよね。
本当に面白い小説読んだわ。